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2005.12.13 Tueねじまき鳥クロニクル [村上 春樹]

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ねじまき鳥が世界のねじを巻くことをやめたとき。

僕の家から、まず猫が消えた。そして妻のクミコも姿を消した。一人きりになった僕の家に奇妙な電話がかかるたび、平和な郊外住宅地は、底知れぬ闇の奥へと静かに傾斜をはじめる。最愛の妻を取り戻すため、'84年の世田谷の路地裏から'38年の満州蒙古国境まで、駅前のクリーニング屋から意識の中にある井戸の底まで、暴力とエロスの予感に包まれた、地図のない冒険の旅が始まる。世界は闇にのみ込まれてゆく。

第一部~泥棒かささぎ編。
第二部~予言する鳥編。
第三部~鳥刺し男編。

自分探しがテーマの作品。ある些細な事がきっかけで、自分が崩れていくような感じに襲われ、不安になり、本当の自分と他人との関係を探していく。そんな小説だからこそ、もやもやとした気持ちが長く続きます。結局のところ、何に対して置き換えていきたいのか、何に対してここに残したいのか、それすらも解りにくい作品でした。いつもの如く文章回しはとても素敵でしたが、それが随所に散乱しすぎていて、作品自体が長かっただけに、陳腐に思えてしまう箇所も少なくはありませんでした。何が明かされて、何が明かされてないのか。加納姉妹は何処へ。「綿谷昇」というこの作品で最も重要な男のイメージが、最後まではっきりと沸きませんでした。鳥刺しでは全てが曖昧なまま終わり、とても残念な気持ちが残ります。
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posted by:16:59 trackback:10 comment:0 

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