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2006.05.09 Tue魔術はささやく 宮部みゆき [book]

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「もしもし?聞こえてるかい?今夜は霧じゃなくて雪だ」

それぞれは社会面のありふれた記事だった。1人めはマンションの屋上から飛び降りた。2人めは地下鉄に飛び込んだ。そして3人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた3つの死。さらに魔の手は4人めに伸びていた。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。

私にとって初めての宮部作品。無我夢中で読んだ。

最後の最後に「魔術はささやく」という題名の意図がわかった気がした。少年がたった1人で事件に立ち向かう姿は思わず応援したくなる。もう何も言うことはない。とにかく面白かった。心地のいい緊迫感。たまに訪れる恐怖。これほどスムーズに浮かび上がるものなのかと驚く。全ての景色、人物、個性。人間味あふれる心の描写。何一つ引っかかることなく私に入り込んだ。すでに私は完璧なる宮部みゆきのファンだ。これからも読んでいきたい。さて2冊目は。
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posted by:22:10 trackback:0 comment:0 

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