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男は、死ぬまで正体を明かせない。
マサチューセッツ州ボストン南部、通称「サウシー」。警察はこの街に蔓延する犯罪を撲滅すべく最終戦争に突入しようとしていた。標的は犯罪組織のトップ、フランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)。その支配力を内部から崩そうと警察は新人警官のビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)を組織に潜入させる。一方、コステロは新人警官のコリン・サリバン(マット・デイモン)をスパイとして送り込んでおり警察の捜査は筒抜けになっていた。お互い素性を隠して潜入生活を続けるビリーとコリンだったが、やがて警察もマフィアも彼らの正体に気付き始め二人は窮地に追い込まれることになる。
2002年から2003年に架けて3作品製作された大ヒット香港映画「インファナル・アフェア」のリメイク作品。外国映画のリメイク作品としては史上初である第79回アカデミー賞作品賞受賞作品でもある。
レオナルド・ディカプリオ大好物な私。「ギャング・オブ・ニューヨーク」、「アビエイター」、は共に見、これが3度目、マーティン・スコセッシとのタッグ。うん、面白い。怪演ニコルソンはシルエット役に徹底し十分な見ごたえがあった。ディカプリオは正義感からの苦渋の表情が深く表現されていた。マーク・ウォールバーグは最後のキーを握り、それまでの存在感は素晴らしかった。ただ、マット・デイモン。どうしても私には、彼が野暮ったく見えてしまう。
「インファナル・アフェアー」との比較批評が多いようだ。オリジナルは面白いに決まっている。だからこそリメイクされるのだ。3部作を2時間半。内容の重さを考えれば確かにこの映画は軽い。そこに多少の戸惑いも覚える。しかし十分許される範囲だ。比較とすれば、オリジナルのアジア色をすっかり取り去っている「ディパーテッド」はすでにオリジナルである。私は「インファナル・アフェアー」は未見なので何とも言えないが、比べてもどうかと。
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