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2009.04.21 Tueありふれた奇跡 [drama]

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ある日、わたしたちは、ひとりじゃなかった。

このドラマはある男女とその家族を中心に描かれる。とある日の夕方、駅のホームに立っている中年男。たまたまその場に居合わせた男と女は、その中年男が列車に飛び込もうとしていると感じ、とっさに突き飛ばす。しかし、中年男は死ぬつもりなどまったくなかったと言い、二人を強く非難する。ここからドラマはスタートする。二人が、中年男が死のうとしていると感じたのには訳があった。男と女には互いに人には言えない心の傷がある。それでも二人の距離は少しずつ近づいていく。

■12年ぶり「時代から外れるのが作家」

脚本家の山田太一さんが12年ぶりに手がけた連続ドラマ「ありふれた奇跡」(フジテレビ系、木曜後10・0)が8日、スタートする。「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」など多くの名作を残してきた山田さんだが、今回の作品について、「僕にとって最後の1本となる連ドラだと思う」と話す。(松本明子)

記事本文の続き 「時代の流れが僕の書き方と合わないのかな、と。作家がどの時代にも適応していくということはみっともないことで、時代から外れるのが作家。ただ、テレビドラマに絶望はしていない。まだまだ新しいメディア、希望があるとは思っています。単発ものは書いていきたい」

12年という長いブランクの理由について、山田さんは淡々と話した。

「ありふれた奇跡」は、心の傷を抱える2人の男女(仲間由紀恵、加瀬亮)がある“事件”をきっかけに知り合い、交流を深めていく姿を描く。これまでも器用に生きることができない人々を数多く書いてきたが、今回は「マイナスを背負った男女の話ですが、最後は希望で終わる」。新しい試みとして「キャラクターをくっきりさせないように、リアリティーのなさ」を強調しているという。

主演の仲間については「華」、テレビドラマ初出演となる加瀬については「いまの社会に適応できない、できなさそうな部分を持っている人かな」と分析する。

現在、74歳。貧しかった戦中戦後を過ごしてきた。「今は奇跡のような時代なのに、どうして自殺者が年間3万人も出るんだろう」と素朴に感じる。そうした疑問が作品につながった。

前クールの連ドラ「風のガーデン」の倉本聰さん、亡くなった向田邦子さんらと並び戦後のテレビ界を代表する脚本家の一人である。ここ10年の間にも単発作品「星ひとつの夜」(フジ)「本当と嘘とテキーラ」(テレビ東京)などの佳作を残している。

「63歳のとき、10年後は死んでいると思ったけど、生きている(笑)。僕は携帯のメールなどはまったくやらないのですが、テクノロジーというものは倫理がなく、歯止めが利かない。いつか人間が壊れてしまうときがくるのではないかと思ってしまう。年寄りの愚痴かもしれませんが。時代とともに風俗は変わっていくが、人はそうは変わらないでしょう。そこを信じないと書けないし、せりふも出てこない」

「ありふれた奇跡」は、そんな思いを胸に臨んだ作品である。

時流の逆をいく脚本と演出が非常に心地良く流れる。ストーリーはいたって単純だが、印象に残る数々の言葉により深みを生み出している。そしてそれを語る人物達も素晴らしい。久しぶりに響きを受けた作品である。終わってしまったのが非常に寂しい。
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