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2005.11.12 Sat昭和歌謡大全集 [村上 龍]

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彼らはそれをパーティと呼んでいるが、常識的なパーティとは雰囲気が違った。

この物語は若者達の集まり(パーティー)から始まる。しかし若者達は互いに何の関心もなく、ただ集まっているだけの何も意味のない時間を過ごす。ある日そのうちの若者1人がさしたる理由もなくおばさんを殺してしまうのだが、物語はそこから急激に変貌し、若者対おばさんの命をかけた攻防戦が始まる。そしておばさん達はおばさん達で無意味な集まりがある。おばさん達はただ名前が同じとだけの理由で集まった「ミドリ会」だった。そしてミドリ会のおばさん達も若者達と同じく意味のない時間を過ごしていたが、仲間のおばさんを殺されたことによりミドリ会の集まりが意味のあるものになり、次第に結束も向上していく。しかしそれは若者達も同じだった。

お互い殺しあうことで生きがいを見出していくのは非常に村上龍らしいです。殺し合いを続けていくうちに今までなかった連帯感を仲間に感じるのは、「殺す」ことを省いても解る感情だなとも思いましたし、いっそ「殺す」ということにはまったく意味はなく感じることもできたような気がします。ようはこれがスポーツでも何でも十分成り立つ話なのですが、あえて「殺す」ということに執着したのは村上龍くさいって事ですね。完全にブラックです。最後は若者が勝ったけれど、おばさんがまだ残っていますね。さて。
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